The Physics of Filter Coffee by Jonathan Gagne

ドリップなどのフィルターコーヒーを科学的な面から徹底的に掘り下げた書籍です。出版元のコメントを翻訳したので参考にどうぞ。

宇宙物理学者のジョナサン・ガニエによる「フィルターコーヒーの物理学」は、コーヒーの淹れ方の科学について書かれた本の中で、おそらく最も重要な本である。この本の中でジョナサンは、パーコレーション、抽出、挽き方の物理学と、水の化学的性質について述べている。注湯釜の設計、注湯時の乱流の最適化、微粉がパーコレーションに与える影響、ペーパーフィルターの物理、様々な抽出器具の形状など、読者を迷宮に引き込みます。また、コーヒーの抽出に関する独自のアイデアを提示し、膨大な量の事実とデータですべてを裏付けている。

The Physics of Filter Coffeeの最も素晴らしいところは、科学的な深さではなく、ジョナサンが科学から導き出した実用的な教訓にある。例えば、イリーの『Espresso: the Science of Quality』はエスプレッソの科学に関する印象的な論文ですが、『The Physics of Filter Coffee』は科学、データ、実験から導かれた実践的な推奨事項を豊富に提供しています。本書を読んだバリスタは、より良いコーヒーを作るための新しいツールを即座に手に入れることができるだろう。

英語の本ですがグラフや図をたくさん使用しているので、英語がわからなくても理解を進めることができます。

コーヒーを生業としている方はもちろん、日々の抽出を研究したいコーヒー趣味の方にもオススメの書籍です。