コーヒー豆の挽き売りをはじめました
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たくさんご要望をいただいていた、コーヒー豆の挽き売りをはじめました。グラインダーはスイスのDitting社の804LAB SWEETというグラインダーをチョイスしました。
なぜこの機種にしたのかについては後述するとして、挽き売りオプションの詳細をご説明しますと
通常の豆袋に挽いた粉を入れるというもののほかに、15gずつ個包装する、15gずつドリップバッグにする
といったオプションを選べるようにしました。
一つだけお断りがありまして、豆挽きは有料となっております。導入したグラインダーは挽き売りとドリップバッグでしか使用しないため、豆のままのお客様にコストが転嫁されてしまわないようにしたいからです。
豆挽きのオプションはサービスとして別の商品に登録されています。各コーヒー豆の注文ボタンの近くにリンクを貼っておりますので、クリックして同時に注文して下さい。
180gの豆を注文されたときに90gの豆挽き注文をされますと、90gが挽き、90gが豆のままとなりますのでご注意下さい。ご注文の豆と同じ重さの豆挽きをご依頼ください。
450g注文して、180gを粉、180gをドリップバッグ、90gを小分けといった細かい指示もできるようになっています。
ではグラインダーのお話を
グラインダーの刃の種類には、コニカル刃とフラット刃があります。それぞれにおいて得手不得手があるのですが、当店がセレクトしたグラインダーはフラット刃を採用しています。さらに、一般的にステンレスを削り出して作ることが多い刃ですが、こちらは鋳鉄製で型に鉄を流し込んで成形するという古き良き技術が使われています。(手間がかかっています)
鋳鉄の刃はマイクロレベルで見るとヤスリのようにコーヒーの表面を削る効果が期待されると考えられ、これが抽出時に香りや味を引き出しやすくなるのではないかと思われます。フラット刃はコニカル刃に比べて抽出効率が落ちるのですが、鋳鉄の効果でこれを相殺してるのかな??とか思ったりしています。
また、挽き売り用ではないのですが当店のグラインダーにはすでにコニカル刃(MAZZAR)のものがあったので、フラットにしたかったというのもあります。MAZZARもいいオファーをいただいていたのですが、これはまた今度にします。
さて、フラット刃で鋳鉄を使っているグラインダーと言えば世界標準とも言えるマールクーニックのEK43があります。当店でもDittingと最後の最後まで悩みました。EK43は標準と言うこともあり、本当にいろいろなお店で見かけます。じゃあDittingがダメかというとそうではありません。それぞれのグラインダーには良さがあり、また弱点もあります。
EK43を買えばまるっとOKというわけではないし、どうせ今後導入するだろうしってことで、オペレーションや導入のしやすさなどを加味して、今回はDittingとなりました。
風味のレビューについては追ってしっかりテストしてあらためてお知らせします。